遠赤外線サウナ室は輻射熱を利用しており、気密性が高いです。燃焼排ガスはありませんが、換気設計は依然として重要です。良好な換気は温度と湿度のバランスを維持し、二酸化炭素などの有害なガスを排出し、健康と安全を確保します。設計が不適切だと、空気がよどんだり温度が不均一になったりして、エクスペリエンスに影響を与える可能性があります。したがって、科学的換気はその構築における中心的なリンクです。
I. 遠赤外線サウナ室の換気設計の基本原則
その換気設計では、次の 3 つの基本原則に基づいて、「温度場にダメージを与えないことと気密な湿度制御」のバランスを取る必要があります。
(1) 安全優先の原則
主な任務は、空気の安全を確保し、二酸化炭素濃度を 1000ppm 以下に制御し、局所的な酸素欠乏を防ぎ、安全な呼吸環境を作り出すことです。
(2) 温度平衡原理
放射温度場に損傷を与える換気を避け、局所的な湿気の蓄積を防ぎ、室内の垂直温度差が 3℃ 以下であることを確認し、均一な暖房体験を保証する必要があります。
(3) エネルギー効率の原則
熱損失は気密環境で集中します。運転コストを削減するには、正確な量制御、断熱パイプライン、および連動した調整を通じて換気と省エネのバランスを取る必要があります。
II.遠赤外線サウナ室換気システムのコア設計スキーム
換気システムは排気装置のみで、上部からの排気で負圧を形成し、吸気口を設けずに室内の隙間から新鮮な空気が自然に浸透する「片排気負圧排水」をコアロジックとしている。設計のポイントは、排気口の配置、風量制御、換気方法の選択にあります。
(1) 排気口の配置設計
吹き出し口は上部中央または頭上の隅（天井から10～20cm離れた位置）に専用設置されています。家庭用（3〜5㎡）の場合、面積は0.015〜0.02㎡です。商業用（10〜20㎡）の場合、0.03〜0.05㎡で、取り外し可能なグリル+ダストスクリーンのデザインを採用しています。ヒーターの輻射領域を避け、室内に自然な吸気経路を確保し、気密性が強すぎる場合は5〜8mmのマイクロ通気孔を設置する必要があります。
(2) 風量の精密な制御
風量は、陰圧換気の特性に適応する必要があります。家庭用では 15 ～ 35 m3/h、商業用では 60 ～ 100 m3/h です。風量調整バルブによって動的に調整できます。予熱中は最小風量、満員時は標準風量、シャットダウン後 15 ～ 20 分間は最大風量となります。インテリジェントシステムと組み合わせることで、温度と音量の連動調整を実現します。
換気方法は自然排気と機械排気に分けられます。自然排気は気密性の低い3㎡以下の居室にのみ適用され、排水設計を強化する必要があり、その効果は環境に大きく影響されます。機械排気が推奨される方法であり、3 ～ 12 W の耐高温性と静かな排気ファン (IPX4+) を選択します。広い商業エリアの場合は、多点上部排気を採用できます。パイプラインは120℃以上の耐熱材料+25〜30mmの断熱綿で作られており、接続部は空気漏れを防ぐためにシールされています。
Ⅲ．遠赤外線サウナ室の換気設計の注意点
主な注意事項: 1. パイプラインの断熱とシール: 耐熱パイプ + 25 ～ 30 mm の断熱綿を選択し、ドレンバルブを取り付け、高温シール剤で接合部をシールします。 2.過度の負圧の防止：負圧を5〜10Paに制御し、調整可能なマイクロエアベントを設置し、可変周波数排気ファンを選択します。 3. 定期メンテナンス: 空気出口を毎週清掃し、防塵スクリーンを毎月交換し、パイプラインを四半期ごとに清掃し、機器を 6 か月ごとに検査し、吸気チャンネルをチェックします。 4. 暖房連動：換気と暖房の連動制御を実現し、二酸化炭素センサーを設置して安全性を確保します。
（三）定期清洁与维护
桑拿房内の高温多湿な環境は、通路、管路内のカビ汚れ、細菌による影響を引き起こしやすくなります。したがって、通電システムの排気口は、定期的に使用するのに便利な取り外し可能な構造になっています。洗浄；管路を通って定期的に管路内の汚れを腐食させ、定期的に洗浄すること。メンテナンス；機械通電装置は、電気装置の動作状態を定期的に検査し、潤滑油を添加して、装置の安定した動作を確保する必要がある。
一般的な問題と解決策: 1. 空気が古くなった: 空気量を増やし、吸気チャネルと排気口の詰まりを取り除きます。 2. 不均一な温度: 風量を減らし、排気口の位置を微調整し、ガイド ストリップを取り付けます。 3. パイプラインのカビと臭気：断熱綿を厚くし、定期的に排水して清掃し、一方向弁と活性炭バッグを設置します。 4.高いエネルギー消費と遅い加熱：予熱空気量を減らし、空気漏れ箇所を修復し、断熱綿を厚くします。
IV.結論
遠赤外線サウナ室の換気の核となるのは「単排気口負圧排水」です。空気入口がない特性を組み合わせ、3つの基本原則に従い、正確な設計と協調制御によって経験と安全性を両立する必要があります。高品質のサウナ体験を実現するには、負圧バランスの確保とメンテナンスに重点を置く必要があります。
